7月6日にオープンしたばかりの、「iichi」をのぞいてみた。
「iichi」は「いいち」と読み、「each」から来たネーミングで、あわせて「市」という意味も重ねているようだ。個人の作家がサイトにマイ・ページを開設し、そこで自身のプロフィールや作品を紹介し、販売することができる。いわば、個人の手づくり商品販売サイトとして有名な「Etsy」の日本版のようなサイトで、7月6日にオープンした。
「Etsy」については、以前のエントリーで取り上げているので、よろしければどうぞ。
「なぜ賑わう?手づくり品を売買するコミュニティ型eコマース」
「iichi」は、何をめざしているのか?
「iichi」は、博報堂DYホールディングス100%出資のアド・プラス・ベンチャーとweb開発などを行う村式株式会社が、iichi有限責任事業組合(iichi LLP)を設立し、運営している。日本にも、すでに、「creema」などの個人の手づくり品販売サイトは先行オープンしているが、「iichi」は、それらとどこか違うのだろうか?また、今後、何をめざしているのだろうか?サイトを覗いてみた感想をまとめてみる。
ジャパン・クラフト・クオリティを世界へ?
感じたことのひとつは、はじめからマーケットとして『世界』をかなり意識しているようであること。この点は、「creema」との違いだと思う。
リリースでは、「今年度中には、海外顧客への展開を視野にいれたソーシャルネットワーク機能や翻訳サービスを充実させ、グローバルなマーケットプレイス事業へとその範囲を拡大する」としており、サイトにも「8月中旬に、iichi海外販売版オープン」との予定が記載されていた。
NPO法人「松本クラフト推進協会」も支援
加えて、NPO法人「松本クラフト推進協会」とのコラボが行われている点も、注目に値するかもしれない。このNPO法人は、個人の作り手が発表の場を求めて自分たちの手で立ち上げたイベント「 クラフトフェアまつもと」を開催している。
作り手と使い手、個人と個人を繋いできた協会の考え方と「iichi」の企画に近いものを感じたことにより、今回の立ち上げに協力した、というメッセージが協会のサイトに書かれている。作り手の発表の場や、海外への新しい扉を開ける可能性に期待しているようだ。
このようなクリエイティブなマインドのつながりに支えられているのも、「iichi」の強みかもしれない。
松本クラフト推進協会のiichiへの協力について—-「松本クラフト推進協会」サイト
「iichi」の活動は、海外販売版サイトのオープン以降、より本格化するのだろうか?これからの展開が楽しみなプロジェクトのひとつである。







